2025年10月 名護言葉講座を開催しました

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2025/10/11(土)、名護中央公民館んてぃ 名護言葉講座ひち っちゃんどーをー。

めーまでぃや、講座んてぃや ぱじーまいから わいまでぃ むる 名護言葉ぬくとぅ ならーちとぅらーしんそーちゃしが、今回からや 名護言葉とぅ 官口かんぐち中頭なくがみ・島尻んてぃ使しかーらっとぅぬ沖縄口うきなーぐち) じるん ゐぬあたい とぅい上ぎてぃ とぅらーしんそーちゃん。

しちゃくしや、今回ぬ ハイスさんぬ 講義 聞ち、わー 理解 アウトプットひちぇーし ゑーとぅ、間違えまちげーとぅぬ めーぬ あいがすーら わかーらんしが、わかてぃ とぅらーしんそーるわ。

2025/10/11(土)、名護中央公民館にて名護言葉講座をしてきました。

前までは、講座の内容は始まりから終わりまですべて名護言葉のことを教えて頂いたのですが、今回からは名護言葉と一般的な沖縄語(中南部で使われている沖縄語)の両方を同じ程度取り上げて頂きました。

下に書くのは、今回のハイスさんの講義を聞いて、自分の理解をアウトプットしたものなので、間違えている箇所があるかもしれませんが、ご理解ください。

  • 参加人数
    • 10人(先生含む)
  • 内容
    • うきなー口ぬ 敬言葉うゎーめーくとぅば
      • 二人称代名詞
      • 丁寧語
      • 尊敬語
      • 謙譲語

うきなー口ぬ 敬言葉

二人称代名詞

「二人称」でぃ 言しや、ぱなーし ちゅぬちゅーぱなーしなはんてぃ ぬーでぃが言る?んでぃーぬくとぅゑーさをー。

うり、ゐぬ 肝合きむえーゑーてぃん あまーふまち 言いよーぬ 違いとぅ、ハイスさんや 表に ひち プリントんがてぃ ち とぅらーしんそーちぇーたん。

うり、「沖縄口うきなーぐちぬ多様性」わかーいやっさぬ言葉くとぅばる ゑんどーやーをー。
にったぱらんてぃや ぬーでぃが言ら、考えかんげーてぃみっち とぅらーしんそーるわ。

地域【敬言葉あらん】
あんた/君
【敬言葉あらん】
あんたたち/君たち
【敬言葉】
あなた様
【敬言葉】
あなた様方
名護いゃーいったなーにった
中南部いゃーいったーうんじゅ
なー
うんじゅなー(たー)
にったー
国頭 奥うらーうりーなんなったー
宜野座 惣慶やーいーな-みな-は
勝連・与那城やーみいったーなーみなったー・にったー
御殿・殿内1いゃーいったーぬんじゅぬんじゅなー

「二人称」というのは、話の聞き手を話の中で何と呼ぶか?ということです。

二人称については、同じ意味でもあちこちの地域で表現が違うので、ハイス先生は表にしてプリントに載せてくださっていました。

これは、「沖縄語の多様性」がわかりやすい言葉ですよね。
皆さんの地域では何というか、考えてみてください。

二人称代名詞ぬ例

  • 「それは、あなた様の物ですか?」
    • 名護:うりや なーが むん る ゑんなーをー?
    • 官口:うれー うんじゅが むんる やいびーるい?
  • 「あなた様方の家は、どこにありますか?」
    • 名護:にったが やーや だーに あいがをー?
    • 官口:うんじゅなーぬ やーや まーんかい あいびーが?
  • 「あなた様も元気でしたか?」
    • なん(なー+ん) がんじゅー ゑんそーいたんせー?
    • うんじゅん がんじゅー やんせーてぃー?

丁寧語

「~うぃん」「~いん」、「~びーん」

「丁寧語」でぃ 言しや、ぱなーし ちゅぬ人 うやまーいぬ言葉くとぅばる ゑーさをー。
沖縄口うきなーぐちぬ丁寧語でぃ 言いねや、ぽーくぬ人が「~やいびーん」でぃーぬ形 思出うびーじゃーふらぱじ ゑーしが、名護なぐんてぃん、うりとぅ なーとぅぬ形や あいるすたぬぷーじーゑーさをー。

  • 名護:~うぃん・~いん ※ぷるーはぬ形
  • 官口:~びーん

うぬ形や、んかーし大和口やまーとぅぐちまーいぬ「はべる」から ちょんねーふんでぃ 言らっとぅんでぃ。

名護なぐんてぃぬ「~うぃん」「~いん」ぬ形や、NHK編『全国方言資料第十巻 琉球編Ⅰ』とぅか、名護市『名護市史本編10 言語』んがてぃや とぅしが、ハイスさんが 名護言葉 とぅい ひちゃぬ ぐしくぬ 昭和1桁年代 まーりぬ しじゃーや、ちや まん でぃーぬくとぅゑーたんでぃ。(ぱなーし相手えーてぃ うやまーいぬとぅきや ちびに「をー」たっくゎーふん)

あんすとぅ、「~うぃん」「~いん」や、むとぅ名護なぐんてぃ 使しからっとぅたしが、なー 使しかいんそーいぬちゅーぬ もーらん なてぃ、ぷるーはぬ言葉くとぅば なとぅんねーふんでぃーぬぱなーしゑーたっさーをー。

※講座んがてぃ もーち とぅらーしんそーちゃぬちゅーなは名護なぐちゅーぬ もーちゅたしが、あとぅーら 例ち じてぃくーしが、「きゃーうぃらー!(ごめんください)」や、なんま使しかーらっとぅんでぃ。

「丁寧語」というのは、話の聞き手を敬う表現です。
沖縄語の丁寧語というと、多くの人が「~やいびーん」という形を思い浮かべると思いますが、名護でも、それと似ている形がありはしたようです。

これらの形は、昔の日本語に見られる「はべる」からきていると言われているとのことです。

名護における「~うぃん」「~いん」の形は、NHK編『全国方言資料第十巻 琉球編Ⅰ』や名護市『名護市史本編10 言語』には載っていますが、ハイスさんが名護言葉を聞き取りした、城の昭和1桁年代生まれの方は聞いたことがないとおっしゃっていたとのことでした。(聞き手を敬うときは文末に「をー」を付ける)

そのため、「~うぃん」「~いん」は、元は名護で使われていたが、もう使われる方がいらっしゃらなくなり、古い言葉となったようだ、とのことです。

※講座に来てくださった方の中に名護の方もいらっしゃいましたが、あとから例で出てくる「きゃーうぃらー!(ごめんください)」は、今も使われているとのことです。

「~うぃん」「~いん」、「~びーん」ぬ例
例の詳細を見る
【名護】
丁寧語あらん
【名護】
丁寧語
【官口】
丁寧語あらん
【官口】
丁寧語
大和口
or 沖縄大和口
うきんうきやいん
うきやうぃん
うきいんうきやびーん起きる
うきたんうきやいたんうきたんうきやびたん起きた
うきいたんうきやい-たんうきいたんうきやびーたん起きよった
うきらんうきやいらんうきらんうきやびらん起きない
うきとぅんうきとぅや-いんうきとーんうきとーいびーん
うきとーびーん
起きている
うきとぅらんうきとぅ-やいらんうきてーをぅらんうきてーをぅいびらん起きていない
  • 「私は、今日8時に起きました」
    • 名護:わにや くー はちじに うきやいたん
    • 官口:わんねー ちゅー はちじに うきやびたん
  • 「ごめんください!」
    • 名護:きゃーうぃらー!
    • 官口:ちゃーびら(さい)!
  • 「一緒に行きますよ!」
    • 名護:まんな いきゃーいんどー!
    • 官口:まじゅん いちゃびーんどー!

「をー」

「~うぃん」「~いん」かんぷかーにん、「をー(名護なぐ)」「をぅー(官口かんぐち)」でぃち、意志勧誘形2・終助詞3ぬ ちびんがてぃ たっくゎーしねや ちゅぬちゅー うやまーいぬ 肝合きむえー ないぬ 言葉くとぅばぬ あいんよーをー。(うぬ文章んてぃん 使しかーとぅさやーをー。笑)

うぬ「をー」や、聞き慣りらんちゅーぽーはらぱじ ゑーしが、官口かんぐちんてぃぬ「さい」4とぅなーとぅさをー。

「をー」や、名護なぐびかー あらんくぃ、大宜味うーぎみんてぃん ゐぬぐとぅ 使しかーいぬぷーじーどーをー。山原やんばるむてぃや ぷかーにん 使しかーいぬぱらーぬ あいがすーら わかーらんやーをー。

「~うぃん」「~いん」の他にも、「をー(名護)」「をぅー(中南部・士族)」という、意志勧誘形・終助詞の末尾に付けると聞き手を敬う意味になる言葉があります。(この文章でも使っていますね。笑)

この「をー」は、聞き慣れない人が多いかと思いますが、一般的な沖縄語の「さい」と似ています。

「をー」は、名護だけではなく、大宜味でも同じように使われるようです。山原方面では他にも使う地域があるかもしれませんね。

「をー」ぬ例
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  • 「行こうね」→「行きましょうね」
    • 名護:いかーゐー → いかーをー
    • 官口:いかゐー → いかをぅー(いちゃびらをぅー)
  • 「いただきます!」
    • 名護:くゎっきー さーをー!
    • 官口:くゎっちー さびらをぅー!
  • 「そうですか?」
    • 名護:ゑんなーをー?
    • 官口:やいびーみ(をぅー)?
沖縄語講座のようす。講師のハイス氏が黒板の前に立ち、プリントを手にもってかざしている。
沖縄語講座のようす。ハイスさんが黒板の前に立ってプリント内容の説明をしている。

尊敬語・謙譲語

うぬ言葉びかーち 敬とぅぬ形ゑーぬ言葉

「尊敬語」でぃ 言いしや、ちゅーぬんがら ひちゅし、うやまーてぃ 表すぬ言葉くとぅば ゑーさをー。

「~やいびーん」とぅか、「をー」たっくゎーはんてぃん、うぬ言葉くとぅば 使しかれーから、うりびかーち うやまーとぅぬ形ないしが 有いとぅ、うりん ハイスさんや 表んがてぃ ひち、プリントんがてぃ ち とぅらーしんそーちぇーたん。

「尊敬語」というのは、人が何かしているのを敬って表す言葉です。

「~やいびーん」や「をー」を付けなくても、その言葉を使えば、それだけで敬っている形になる言葉があるので、これもハイスさんは表にしてプリントに載せていてくださいました。

うぬ言葉びかーち 敬とぅぬ形ゑーぬ言葉ぬ例
例の詳細を見る
地域【敬言葉あらん】
食べる / 飲む
【敬言葉】
召し上がる
名護かーいん / ぬむんきゃーぎん、きゃーぎんそーいん、(新)うさーがいん
中南部かむん / ぬむんうさがいん、うさがみせーん、みせーん
国頭 奥かむん / ぬむんいんさぎんそーるん
宜野座 惣慶かみん / ぬみんた-ぎるん、た-ぎど-るん
勝連・与那城くぇーん / ぬむんみせーん、みそーいん
その他ちゃーぎーん、あぎんそーいん
地域【敬言葉あらん】
いる / いた
【敬言葉】
いらっしゃる / いらっしゃった
名護をぅいん / をぅいたんもーいん / もーいたん、もーりんそーいん / もーりんそーいたん
中南部をぅん / をぅたんめんせーん / めんせーたん、めーん / めーたん
国頭 奥をぅいん / をぅいたんもーるん / もーるたん
宜野座 惣慶をぅん / をぅたんもーるん / もーるたん
勝連・与那城をぅん / をぅたんぅんめーん / ぅんめーたん
御殿・殿内をぅん / をぅたんうちぇーんせーん / うちぇーんせーたん
地域【敬言葉あらん】
行く / 行った
【敬言葉】
いらっしゃる/いらっしゃった
名護いくん / いじゃんもーいん / もーちゃん、もーりんそーいん / もーりんそーちゃん
中南部いちゅん / ぅんじゃんめんせーん / めんそーちゃん、めーん / もーちゃん
国頭 奥いくん / いじゃんもーるん / もーたん
宜野座 惣慶いとぅん / いじゃんもーるん / もーたん
勝連・与那城いつん / ぅんじゃんぅんめーん / ぅんもーたん
御殿・殿内いちゅん / ぅんじゃんうちぇーんせーん / うちぇーんそーちゃん
  • 「おじいさんは、一日中家におられたそうだよ」
    • 名護:ぷっぷーや ぴっちゅーい やーに もーいたんでぃ
    • 官口:たんめーや まるひっちー やーんかい めんせーたんでぃ
  • 「どこにいらっしゃるんですか?」
    • 名護:だんがてぃが もーいる-?
    • 官口:まーんかい めんせーが?
  • 「うちのおばあさんは酒を召し上がらない」
    • 名護:わったが ぱっぱーや さきや きゃーぎらん
    • 官口:わったー ぅんめーや さけー うさがみそーらん

「~んそーいん」「~んせーん」

敬言葉うゎーめーくとぅばあらん動詞ゑーてぃん、「~んそーいん」「~んせーん」たっくゎーしねや、敬言葉うゎーめーくとぅば すくらいんでぃーぬ話ゑーさをー。

それだけでは敬う形になっていない動詞でも、「~んそーいん」「~んせーん」を付ければ、敬う形が作れるとのことです。

「~んそーいん」「~んせーん」ぬ例
例の詳細を見る
【名護】
丁寧語あらん
【名護】
丁寧語
【官口】
丁寧語あらん
【官口】
丁寧語
大和口
うきんうきんそーいんうきいんうきんせーん起きる
うきたんうきんそーちゃんうきたんうきみせーん起きた
うきらんうきんそーらんうきらんうきんそーらん
うきみそーらん
起きない
うきとぅんうきとぅいんそーいんうきとーんうきとーんせーん
うきとーみせーん
起きている
うきとぅたんうきとぅいんそーいたんうきとーたんうきとーんせーたん
うきとーみせーたん
起きていた
うきれーうきんそーれーうきれーうきんそーれー
うきみそーれー
起きなさい
  • 「おきましたか?」
    • 名護:うきんそーちゃんなー?
    • 官口:うきみそーちー?
  • 「買う」
    • 名護:ほーいん → ほーいんそーいん
    • 官口:こーいん → こーんせーん・こーみせーん・こーいみせーん
  • 「出す」
    • 名護:じゃーふん → じゃーしんそーいん
    • 官口:ぅんじゃすん → ぅんじゃしんせーん・ぅんじゃしみせーん

どぅーなーがすーし、相手 敬いがち 言ぬとぅき

尊敬語や 相手えーてぃがすーし 言ぬとぅきぬ言葉くとぅば ゑーとぅ、どぅーなーがすーし んがてぃや 使しかーららん。(どぅーなーが きたん、でぃ 言ぬとぅきに「きんそーちゃん」でぃ 言いねや、どぅーなーうゎーめー なてぃ、いぽーなー ないん。)

相手えーてぃ 敬いがち、どぅーなーがすーし 言ぬとぅきや、どぅーなーぬ立場 下ぎてぃ 言れー むしが、うんぐとぅぬ 言いよー大和口やまーとぅぐちち 「謙譲語」んでぃ 言さをー。

講座んてぃや、謙譲語ぬ例や てぃーち びかーる ならーちとぅらーちゃさ をー。

尊敬語は相手の行動に対しての言葉ですが、自分自身の行動には使えません。(自分自身が起きた、と言うときに「起きんそーちゃん」と言ったら、自分を敬うことになってしまい、変になります。)

相手を敬いつつ、自分自身の行動について述べるときは、自分の立場を下げて言えば良く、そのような言い方を日本語で「謙譲語」と言います。

講座では、謙譲語の例はひとつだけ教えてもらいました。

どぅーなーがすーし、相手 敬いがち 言ぬとぅきぬ例
  • 「差し上げる」
    • 名護:んそーらふん (新)うさーぎん
    • 官口:うさぎーん

脇道①:「ゑーせー」とぅ「ゑんせー」

名護言葉んてぃぬ挨拶えーさちに、「頑丈がんじゅーゑんそーいたんせー」んでぃーしが 有いしが、にや、うり、じるぬニュアンスが ゑーら わかーらんたんよーをー。

  • 頑丈がんじゅーゑーてーさやー」ぐとぅ、うんちゅーが、実際、なんま頑丈がんじゅーゑーし、言ちゅがやー?
  • 頑丈がんじゅーゑーてんなー?」ぐとぅ、うんちゅーが、なんままでぃ 頑丈がんじゅーしちが をぅいたら、とぅーてぃる をぅいがやー?

にや たーち ぐとぅとぅーてぃる をぅいんでぃ うみとぅたしが、「〜せー」ぬ意味、字引じーびき調しらーびらわん、「うまに あいせー」んでぃ 言ぬとぅきぐとぅ、なー 見っち わかーとぅし 言ぬとぅきぬ 使しかよー(てぃーちぬ例文とぅ ゐぬぐとーし)びかーる ったくたんよーをー。5

うり、ハイスさぬんがてぃ ち みっちゃとぅ、やっぱり、「頑丈がんじゅーゑんそーいたんせー」や、相手えーてぃ頑丈がんじゅーしちが をぅいたら、とぅーとぅんでぃ。しちゃや、ハイスさんが考えかんげー とぅしちぬ 「~せー」ぬ 差し分きゑーさをー。

  • 「~ゑーせー」:とぅーてぃや をぅらん。
  • 「~ゑんせー」:とぅーとぅん。

うぬ「~ゑんせー」や、ハイスさんが 分かーいぬ うっさ んてぃや、名護なぐびかーちる 使しかーらっとぅん あらんがやー、んでぃ 言ちゅいんそーたん。

名護言葉における挨拶に、「頑丈ゑんそーいたんせー」というのがありますが、自分は、これがどちらのニュアンスなのかわかりませんでした。

  • 「頑丈ゑーてーさやー(元気でいらしたのですね)」のように、その人が、実際、今元気であることを言っているのか?
  • 「頑丈ゑーてんなー?(元気でしたか?)」のように、その人が、それまで元気でいたかを聞いているのか?

自分は二つ目のように聞いていると思っていましたが、「~せー」の意味を辞書で調べても、「うまに あいせー(そこにあるよ)」と言うときのように、もう見てわかっていることについて述べるときの使い方(一つ目の例文と同じ)しか載っていませんでした。

これをハイスさんに聞いてみたところ、やはり、「頑丈ゑんそーいたんせー」は、相手が元気でいたかどうかを尋ねているとのことでした。下は、ハイスさんの考えとしての、「~せー」の区別です。

  • 「~ゑーせー」:尋ねていない。
  • 「~ゑんせー」:尋ねている。

この「~ゑんせー」は、ハイスさんがわかる範囲では、名護だけで使われているのではないか、とのことでした。

脇道②:「どうぞ召し上がってください」ぬ沖縄口訳

尊敬語のぱなーしぬ中んてぃ、講座んがてぃ もーちとぅらーちゃぬちゅーから、「『どうぞ召し上がってください』ぬ『どうぞ』や 沖縄口うきなーぐちんがてぃや 如何けっちが のーする?」でぃーぬ 質問ぬ 有たんよーをー。

うりんがてぃ ハイスさんが いれーたしが 大切てーしちくとぅゑーさやー、でぃ うみたとぅ、ふまんてぃん ちゅーくわる ゑーる、でぃ うみたんばーよーをー。

ハイスさんや、「名護なぐやれー『きゃーぎんそーれー』、官口かんぐちやれー『うさがみそーれー』ち 済むんどーをー。うりがる、沖縄うきなんてぃ んかーしからぬ言いよーる ゑーとぅ。『どうぞ』でぃーしや、大和口やまーとぅぐちち ぬ 言いよーる ゑーとぅ、しいてぃ 沖縄口うきなーぐちんがてぃ のーはんてぃん むんどーをー。」でぃ 言んそーちゅたん。

あがーみや いっそーや 大和口やまーとぅぐち 使しかーとぅぬちゅーぽーはとぅ、言葉くとぅば てぃーちなー 当てぃてぃ 考えかんげーしが、はんな大和口やまーとぅぐちあーはんてぃん みる すさやーをー!

尊敬語の話の中で、講座に来てくださった人から、「『どうぞ召し上がってください』の『どうぞ』は、沖縄語にはどう直せばよいですか?」という質問がありました。

これにハイスさんが答えたことが大切なことだと思ったので、こちらでも書いておきたいと思いました。

ハイスさんは、「名護であれば『きゃーぎんそーれー(召し上がってください)』、中南部や一般的な沖縄語であれば『うさがみそーれー』だけで充分です。これが、沖縄での昔からの言い方なので。『どうぞ』というのは、日本語での言い方なので、無理に沖縄語に直す必要はありません。」と仰いました。

自分たちは普段は日本語を使っている人が多いので、言葉をひとつずつ対応させて考えますが、必ずしも日本語に合わせる必要はないのです!

ちぎぬ講座や 11/8(土) 考えかんげーとぅさをー。

参加しーはぬちゅーにんがてぃ 合図えーじひち とぅらーしよーやーをー!

次の講座は11/8(土)を予定しています。

参加されたい方は、自分までご連絡をお願いします!

  1. 御殿・殿内:琉球の貴族。士族のいわゆる「侍言葉」ともまた違うことばを使っていたとのこと。 ↩︎
  2. 意志勧誘形:「~しよう」のように話し手の意志や、「一緒に~しよう」のように聞き手に対して誘いかける形。 ↩︎
  3. 終助詞:「~か」「~よ」のように、文末について様々な意味を表す働きをする助詞。 ↩︎
  4. 首里那覇では女性は「さい」よりも「たい」を使うことが多いようですが、他の地域では女性も「さい」使う地域が多いようです。 ↩︎
  5. 伊江島方言辞典「セー」の項を参照。 ↩︎

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